オカリナは、その原型とされる土笛という形で、紀元前から存在していたようで、世界各地の古代遺跡から数多く出土しています。
それが、現在のような形の”楽器”になったのは、1850年代にイタリアのジュゼッペ・ドナーティという菓子職人がパン焼き窯で焼き上げたのが始まりだそうです。
日本では、1940年代に明田川孝氏が持ち帰り、独自に改良を加え、アケタ・オカリナとして販売を開始しました。
オカリナ又はオカリーナの語源は、イタリア語で、小さな、又は、可愛いガチョウという意味で、その形状から名付けられたようです。
又、「正確には、オカリナではなくオカリーナが正しいのだ」などと言う人がいますが、もともと外来語ですからカタカナで表現した時点で正確な発音とは言えない訳ですから、オカリナでもオカリーナでも意味が通じれば良いのではないでしょうか。
カステラでもカステーラでも、美味しければいいや、と言うと不謹慎でしょうかね。
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