s◆オカリナの話
◆オカリナの歴史と語源

オカリナは、その原型とされる土笛という形で、紀元前から存在していたようで、世界各地の古代遺跡から数多く出土しています。
それが、現在のような形の”楽器”になったのは、1850年代にイタリアのジュゼッペ・ドナーティという菓子職人がパン焼き窯で焼き上げたのが始まりだそうです。日本では、1940年代に明田川孝氏が持ち帰り、独自に改良を加え、アケタ・オカリナとして販売を開始しました。
オカリナ又はオカリーナの語源は、イタリア語で、小さな、又は、可愛いガチョウという意味で、その形状から名付けられたようです。 又、「正確には、オカリナではなくオカリーナが正しいのだ」などと言う人がいますが、もともと外来語ですからカタカナで表現した時点で正確な発音とは言えない訳ですから、オカリナでもオカリーナでも意味が通じれば良いのではないでしょうか。
カステラでもカステーラでも、美味しければいいや、と言うと不謹慎でしょうかね。

のんぼう
◆オカリナの得する知識
初心者でないかぎり、オカリナの演奏をする人なら誰でもアルトC管の最高音ファが、普通の姿勢では出にくいということはご存知ですね。(私のアルトC管はどんな姿勢でも出ますが・・。)  ところが、高音の出にくいオカリナでも普通の姿勢で高音を出す簡単な方法があるのです。
これは、私がオカリナ作家であり少し右目が悪いことによって発見した、いわゆる怪我の功名というやつです。
私は、オカリナを作るとき、目が悪いのでヘッドルーペをしていたのですが、その状態で試奏すると高音がしっかり出ているのに、ヘッドルーペを取って吹くと出ないことに気づいたのです。
要するに、オカリナを胸元に近づけて遮蔽するのとほぼ同じ効果が、オカリナの上部を遮蔽することによって、得られるのです。
ということは、できるだけ鍔の長く幅の広い野球帽を深めにかぶって演奏すれば、演奏ミスを防げるということです。 (ただし、ソプラノ管などは逆効果になりますのでご注意ください)
あまり怪しい格好になってもどうかと思いますが、ファッションの範囲内と理解してもらえる程度で、一度お試しいただいたら、いかがでしょうか。
のんぼう
◆オカリナの運指表
(クリックするとPDF形式でご覧いただけます)